中古戸建ての購入時にはシロアリチェックを念入りに!購入前にできるチェックポイントとは?
中古戸建てを購入したものの、あとから気付きやすい被害として「シロアリ被害」が挙げられます。
シロアリ被害はポイントを知らなければ、なかなか購入前にはわかりづらいもの。
購入後にシロアリ被害が発覚すると、駆除など多額の費用が必要となることも。
そこで今回は、中古戸建てを購入する前にチェックしておきたいシロアリ被害について解説します。
外観からわかる中古戸建のシロアリ被害のチェックポイントとは?
まず、シロアリ被害に遭いやすい物件の特徴として、築5年以上経過している木造物件であることが挙げられます。
しかし、築10年以上経っている物件に関しては、シロアリのみならず害虫被害に遭いやすいため入念な確認が大切です。
外観で分かるシロアリ被害としては、外壁の基礎に蟻道があるかどうかがチェックポイントです。
湿気を好むシロアリは、日光や乾燥した空気を避けるために湿った土の中に蟻道と呼ばれる通路を作る修正があります。
基礎とコンクリートの隙間から侵入することが多いため、この蟻道が外壁の基礎部分にあった場合は、シロアリ被害を受けている可能性があります。
蟻道を崩した時にシロアリが出てきた場合は、現在も被害を受け続けているということが分かります。
特に、植木鉢やプランターが外壁近くにある場合は要注意です。
また、窓の近くに羽アリの死骸や羽が落ちている場合もシロアリ被害を受けている可能性があるため注意しましょう。
庭にウッドデッキなどがある場合は、シロアリに食べられた形跡がないか確認しておくと安心です。
内覧のときにわかる中古戸建のシロアリ被害のチェックポイントとは?
内覧時のチェックポイントとしては、まずは天井です。
シロアリは特に濡れた木材を好むため、天井に雨漏りのシミがある場合はシロアリが潜んでいる恐れがあります。
また、廊下などを歩いている時に床が沈む感覚がある場合も注意が必要です。
床下から侵入することが多いシロアリは、床材や基礎の部分を食べてしまうため、基盤が緩み、床が沈んでしまうのです。
内覧時に少しでも気になる部分があれば、購入前に床下を確認しておきましょう。