物件の購入・売却前におこなうホームインスペクションの意味とは?
物件の購入や売却にあたって、ホームインスペクションをおこなう方は多いです。
ホームインスペクションという言葉を聞いたことはあっても、どのようなものかいまいちわからない方も多いでしょう。
そこでこの記事では、ホームインスペクションの意味とは何かを解説します。
費用や一連の流れに触れて説明するので、ぜひ参考にしてください。
ホームインスペクションの意味とは~必要な費用~
ホームインスペクションとは、住宅診断とも言われ、専門家が物件の劣化状況や欠陥を診断し、さらに修繕のタイミングや費用などもアドバイスしてもらえるサービスです。
アメリカやヨーロッパで一般的なサービスでしたが、最近では日本でも普及しつつあり、利用者が増えています。
ホームインスペクションにかかる費用については、診断を依頼する業者によって変わります。
比較的短い時間で、目視で可能な部分を診断する場合は1次診断とされ、5万円から6万円が相場です。
より詳細な部分について、機械を用いて調査する場合は、だいたい10万円が相場とされます。
おおまかな内訳は、診断士への依頼費と交通費、事務コストなどで、機械を使用するとその損料も加算されます。
費用を負担するのは、基本的に物件の購入者または購入希望者です。
珍しいケースですが、不動産会社が売主の場合、不動産会社がホームインスペクションの費用を負担することもあります。
ホームインスペクションの意味とは~一連の流れ~
ホームインスペクション実施までの流れは、まず頼みたい業者へ問い合わせ、調査の内容や料金を確認します。
比較して検討できるように、事前に業者をいくつかピックアップしておくとよいでしょう。
業者を決めたら、スケジュールの調整をおこない、調査を申込みます。
必要書類を提出して、いよいよ調査が実施されます。
当日は依頼主も立ち会って直接調査の結果を聞き、気になる点があれば後日問い合わせが可能です。
費用を支払い、ホームインスペクションが終了です。
申し込みから実施までに必要な期間は1週間程度で、調査にかかる時間は2時間から3時間と考えて、スケジュールを調整しておきましょう。
オプションで特別な調査をおこなったり、当日発行できない診断書類を要求したりした場合は、終了までに通常よりも長い時間が必要になる可能性があります。
必要書類については、地図や物件の図面、調査書などです。
より多くの書類を集めて提出すれば、それだけ詳細な調査をしてくれます。