住宅ローンの頭金の金額の目安とは?用意するべき金額の考え方

不動産コラム

中島 大輔

筆者 中島 大輔

不動産キャリア10年

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近年は頭金ゼロなどの住宅ローンも登場していますが、そもそも頭金とはどのような役割を持っているのでしょうか。

 

頭金をどのくらい用意するかで、住宅ローンを組める範囲や今後の返済計画が変わってきます。

 

今回は住宅ローンを利用してマイホームを購入することを検討されている方に向けて、頭金の役割や金額の目安についてご説明します。

 

どのくらいの金額が必要?そもそも住宅ローンの頭金の役割とは?

 

住宅ローンの頭金の金額の目安とは?用意するべき金額の考え方


 

住宅ローンの頭金とは、住宅価格からローン借入額を引いた金額を意味します。

 

つまり4000万円の住宅を購入する場合、住宅ローンが3500万円であれば頭金は500万円です。

 

頭金はもともとの貯金や、ご両親からの援助などでローンを使用せずに用意する自己資金です。

 

頭金の残りの額をローンとして借り入れるので、頭金が多ければ多いほど住宅ローンの総額を抑えることができますね。

 

つまり月々の支払いを抑えたい方や返済期間を短くしたい方にとっては、頭金を多く入れることが効果的です。

 

住宅ローンは返済期間が長くなれば長くなるほど利息が高くつくので、借りた額と最終的な総返済額の差が大きくなります。

 

つまり頭金を多く用意することで利息の負担を少なくできますね。

 

一方で現在はこれまでにない低金利が続いているので、頭金の効果は以前と比較して小さくなっているとも言われています。

 

もちろん頭金を用意しなくても住宅ローンを組むことは可能です。

 

その場合は返済額が大きくなるので、慎重に返済計画を立てる必要があります。

 

どのくらいの金額が必要?住宅ローンの頭金の目安金額とは

 

ご紹介したように頭金を多く用意しておくと、月々の返済が減り返済計画にも余裕が持てます。

 

しかし自己資金で用意しなければならないので、頭金をたくさん用意するのは難しいですよね。

 

頭金として用意するべき金額の一般的な目安は、物件価格の10%から20%が理想と言われています。

 

しかし住宅を購入する際には諸費用がかかり、まとまった金額のお金を残しておく必要があります。

 

さらに住宅購入にかかるお金だけでなく、今後の医療費や教育費用などライフプランを照らし合わせてどのくらい現金を手元に残すべきか検討する必要があります。

 

自己資金をすべて頭金に入れてしまっては、ローンの返済は楽になっても突然の事態に備えることが難しいですよね。

 

10年、20年と長期的な視点に立って、具体的な返済計画を立てることが重要です。

 

まとめ

 

今回は住宅ローンを利用してマイホームを購入することを検討されている方に向けて、頭金の役割や金額の目安についてご説明しました。

 

十分な頭金を用意することで、住宅ローンの返済計画に余裕が持てます。

 

一方で手元に現金を残しておくことも大切ですので、住宅ローンの返済にとらわれすぎず頭金の金額を検討しましょう。

 

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