購入前に知っておきたい!分譲マンションにおけるトラブル事例
ご近所トラブルは無いに越したことはありませんが、思わぬことがトラブルに発展してしまう場合もあります。
また、人が集まるとそれだけトラブルに発展する可能性も高くなるというものです。
もしご近所トラブルに見舞われた場合、最終手段として引っ越しという方法もありますが、賃貸と異なり購入して物件の場合にはそう易々と引っ越すことは難しいものです。
今回は、分譲マンションで起こるトラブル事例と対処法について、ご紹介します。
分譲マンショントラブルNo1は「騒音」
ご近所トラブルと言えば、様々な原因が考えられます。
「ゴミ出しマナー」「車の駐車マナー」「ペットのしつけに関するマナー」などあげて行えばキリがありませんが、最も多いと言われているトラブル内容が【騒音】です。
「子どもの遊び声や足音」「音楽の音量」「非常識な時間で生じる大きな生活音」など、それぞれの家庭によって生じる音のボリュームや時間帯の認識違いからも、トラブルに発展しやすいのが【騒音】トラブルです。
音は目に見えない分、人それぞれの感覚的な要因も加味されるため、トラブルとなった際に問題が大きくなってしまうのかもしれません。
マンションは1つの建物内に他人同士が居住している状況です。
エレベーターやロビーと言った共有スペースを住人同士で気持ちよく利用しあえるように配慮する必要があります。
そして、隣だけでは無く上下にも人が居住しているという、一戸建て住宅とは異なる住環境となります。
そのような多くの人が行き交う場所では、さらにトラブルが発生する可能性が高いと考えるのは必然であると言えるでしょう。
音と言う見えない部分にまで各々の配慮が無ければ、トラブルへと発展してしまう可能性が十分にあるのです。
分譲マンショントラブルの対処法
騒音を始めとしたトラブルの対処方法として、まずはトラブル元である相手に"困っている"ということを知ってもらうことが最優先になります。
伝える方法は色々ありますが、住民同士が直接相手に対して苦情をぶつけた場合、今後の関係性が気まずくなってしまう可能性もあります。
第三者を通じて伝えてもらう方が、自分自身そして相手も冷静な状態で話を進めることができます。
マンションの場合は必ず管理会社が存在しています。
トラブルが発生した場合には、この管理会社にまず相談することをオススメします。
トラブルの報告を受けた管理会社は、トラブル元である相手に直接注意喚起をしてくれたり、または管理組合を通じて話をしてくれるなど、何かしら対処を行ってくれます。
また、このようなトラブル対処の際には、基本的には訴え元は相手側に伝えず匿名で対応してくれますので、住民同士・個人間で今後の関係性が気まずくなることはありません。
万が一、管理会社に相談しても改善が見られなかった場合、居住している市町村の「生活課」に相談するという方法もあります。
相談内容に添ったアドバイスをもらうことができますが、このような自治体の場合、あくまで相談内容に沿った助言を得ることができるだけで、直接の対応などには携わるわけではありませんので、相談の際には念頭においていただきたいと思います。
トラブル対応の最終手段としては、弁護士を通じて対処する方法もあります。
弁護士へ相談する際には、近隣トラブルに詳しい弁護士へ相談されることをおすすめします。
まとめ
分譲マンションで起こり得るトラブルと対処法について、ご紹介しました。
毎日を落ち着いた気持ちで過ごすためにも、ご近所間に生じる心配事はいち早く対応することが大切です。
トラブルが起こらないことがもっとも望むべきことですが、何が原因でトラブルに発展するか分からない現代、適切な対処法を知っておくことも生活の知恵といえます。
穏やかで健康な日々の生活を送るためにも、住環境は大切です。
万が一の時のために、今回ご紹介した対処法を参考にしていただければと思います。