賃貸と持ち家はどっちがお得?それぞれのメリット・コストを比較
賃貸住宅と持ち家のどちらがよいのかは、新しい生活をスタートする前に誰もが悩む問題です。
家選びの際には、暮らしやすさや月々の費用を比較して、あなた自身と家族が納得できるほうを選びましょう。
この記事では、賃貸住宅と持ち家のメリットとコストについて紹介します。
賃貸住宅と持ち家はどっちがお得?|それぞれのメリットとは
どちらの住宅にもメリットはありますが、現状・将来の生活・予算などを十分に比較して、よりお得なほうに暮らしましょう。
<賃貸住宅のメリット>
賃貸住宅には、以下のメリットがあります。
・ライフスタイルに合わせて気軽に引っ越せる
・住宅ローン、固定資産税を払わなくてよい
・住宅設備、屋根、外壁などを自分で修理しなくてよい
特に、気軽に引っ越しができることは大きなメリットです。
持ち家であれば、近隣住民に迷惑な人がいてストレスになったとしても、新しい土地へと引っ越せば解決できるため、心の負担が軽くて済むでしょう。
<持ち家のメリット>
持ち家には、以下のメリットがあります。
・家が資産になる
・同じ金額の物件でも賃貸よりよい条件の物件に住める
・住宅ローン完済後であれば、定年退職した老後に家賃を支払わずに住める
・リフォームができる
30年後、40年後と将来的にも住み続けたい、資産を持ちたいのであれば、持ち家を選ぶのがおすすめです。
一戸建てであれば立て替えやリフォームが自由で、万が一の際には売却も可能であり、そのときの状況に合わせて活用できます。
費用は自己負担ですが新築から10年、20年と経過しても、家の外観や浴室などの設備を自由にリフォームできるため、家族に合う快適な生活が送れるでしょう。
賃貸住宅よりも持ち家がお得?それぞれのコストについて
どちらの家で暮らすかにあたってとても重要なのは、やっぱりコストですよね。
一般的な例として、物件価格とローンを同じ条件にした場合で、賃貸住宅・持ち家に50年間住み続けたときのコストを紹介します。
<賃貸住宅に住み続けたときのコスト>
賃貸・持ち家に限らず、マンションは管理費と駐車場代が必要となり、一戸建てよりもコストがかかることが前提です。
マンションの駐車場代は、毎月1万円の場合50年間で600万円もの費用になります。
賃貸物件の修繕や日常管理に充てられる管理費を50年間支払った場合、毎月10,000円であれば600万円、15,000円で900万円が必要です。
さらに家賃の支払いもあるため、定年退職後も毎月の固定費が負担に感じてしまうこともあるでしょう。
<持ち家に住み続けたときのコスト>
持ち家の場合、外壁や屋根などのリフォーム費用、住宅設備の修繕費はすべて負担しなければならず、工務店への見積もりや依頼も自らでおこなう必要があります。
50年間住み続ける場合、雨漏りなどのトラブルを防ぐために、定期的に家の修繕をしていくことになり、その度に修繕費として捻出しなければなりません。
このようにメンテナンスのコストが大きいと感じるかもしれませんが、賃貸物件のように毎月の駐車場代・管理費が必要ない点はメリットといえます。
同じ家に住み続けるケースで比較したとき、修繕費を考慮しても持ち家の一戸建てがコストを抑えられるのが一般的です。
まとめ
コスト面でのメリットに加え、資産価値があるのは持ち家のみです。
どのような暮らし方をするかによって異なりますが、メリットやコストなど、住宅に住み続けるにあたって大きなポイントでは持ち家のほうが魅力的な部分は多くなります。
持ち家を購入する際には、結婚や子育てといったライフプラン、30年後40年後の将来も見据えた計画を立てておくと後悔することはないでしょう。