分譲マンションの共用部分を破損させてしまった!対処すべき点と手順を解説
不注意や不可抗力、たとえばペットや子どもによって分譲マンションの共用部分を何かしら破損させてしまうことは誰にでもあることです。
この記事では、分譲マンションの共用部分を破損させてしまった場合に行うべきことがらや費用負担について解説しています。
これから分譲マンションを購入する人は、予備知識として頭に入れておいて損のない情報です。
分譲マンションの共用部分はどこ?破損させてしまったら行うべきこととは
まず、分譲マンションの共用部分がどこになるのかを明確に認識しておきましょう。
分譲マンションは購入して住んでいるため、自分の余裕物である=専有部分と考えてしまう部分が多々ありますが、実際は違います。
分譲マンションの住人みんなが使うであろう場所は共用部分なのです。
たとえば下記にあげる場所はいわゆる共用部分の代表的なものになります。
●エレベーター
●駐車場・駐輪場
●ゴミ捨て場
●集合ポスト
●マンションの廊下
●外側階段
●エントランス
先ほどもお伝えした個人の専有部分と勘違いしがちな、住居に密接にかかわる共用部分は下記の通りです。
●ベランダ
●玄関扉の外側
●インターホン
特にベランダは部屋からしかアプローチできないため、住人の専有部分と思われがちですがそうではありません。
よくタバコの煙などが問題にもなっています。
これらの共用部分を破損させてしまったら行うべきことはシンプルに、管理会社や大家に連絡することです。
間違っても自分で破損した部分を修復するようなことは行ってはいけません。
分譲マンションの共用部分を破損させてしまったら費用負担はどうなる?
分譲マンションの共用部分を破損させてしまった場合、その修繕費の負担については誰が持つことになるのでしょうか?
基本的には壊した人が責任を持って費用負担します。
つまり、ご自身や監督責任のある者(子どもやペット)が何かした破損させてしまった場合も自己負担で修繕を行う必要があるのです。
しかし、そんなケースも想定されており分譲マンションに入居する際にかけている個人賠償責任保険というものを活用する方法があります。
この保険は、分譲マンションに住んでいる人が何かしら不慮の事故で賠償責任をおったときに使えるものです。
破損が起こった部分の査定を保険会社が実施し、その査定を基に保険金の支払いが決定します。
保険によっては5~10万円程度の免責金額があるものもあるので、きちんと内容を確認しましょう。