タワーマンションとは何か?メリットやデメリットなどを解説
不動産の購入を検討する際、タワーマンションに憧れを抱く人もいるかもしれません。
一般的なマンションにはない設備や魅力にあふれているので、よく考えたうえで、購入を決めたいところです。
今回は、タワーマンションとは何か、メリット・デメリットを交えてご紹介します。
住まいの選択肢のひとつに考えている方にとって有益な情報をまとめたので、ぜひ読んでみてください。
タワーマンションの定義について!メリットとは?
満たさなければならない項目や条件などという、法律的な決まりはありません。
ただし、建築基準法で建物の高さについて基準を設けていて、高さが60m以上の建築物を「超高層建築物」とするケースが多いです。
高さが60m以上というと、20階程度に相当し、20階以上あるマンションを「タワーマンション」と呼ぶのが一般的です。
一般的な建築物と違って超高層建築物は、国土交通大臣の認定を受ける義務があります。
たとえば、100メートル以上のマンションの場合、ヘリポートの設置が緊急時に備えて屋上に義務付けられており、しっかりした安全対策が必要です。
主なメリットは以下の通りです。
●眺めがよい部屋が多い
●利便性が高い物件が多い
●共有設備が充実している可能性が高い
階数や周辺状況によっても異なりますが、眺めのよい部屋が多いです。
高い階の部屋では通行人から家の中が見えることはないので、カーテンを開けたまま生活する方もいます。
また、駅から徒歩10分未満という立地で、周りの施設が充実していることが多いです
なかには、低階層に商業施設が営業している場合もあります。
買い物の利便性を考えると快適さを感じるはずです。
ほかには、ゲストルームやシアタールーム、ジムなど個性のある共有設備が整っています。
さまざまな魅力を持っているので好みに合わせて選びたいところですね。
タワーマンションのメリットではないデメリットとは?
一方、デメリットも考慮しなければいけません。
とくに通勤・通学時間帯でエレベーターが混み合うことが多く、駅近物件であっても自分の部屋に帰るまで時間がかかることがあります。
とりわけ、朝の出勤・通学時間は混雑するので、焦ることになるかもしれません。
また、タワーマンションの多くは建物の景観を保ったり、洗濯物の落下を防いだりするために、洗濯物や布団をベランダで干すことを禁止しているケースがあります。
入居前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
そして、超高層建築物のため、電波が届きにくいこともあるので、気をつけたいところです。
電波を送るアンテナの高さは約40メートルで、電波は下方向へ進んでいくため、それより高い場所では電波をキャッチしにくくなります。
インターネット環境についてもよく確認しましょう。